田舎暮らし

田舎暮らしを考えている方へ田舎暮らしの現実を紹介します。

田舎暮らしと犯罪

田舎は都会と比べれば犯罪の件数ははるかに少ないと思いますが、田舎でも犯罪はあります。
よく、「田舎では鍵を掛けない」といいますが、それはもう昔の話となりつつあります。
確かに、以前は出かける時や寝る時でも玄関に鍵を掛けない家庭が多かったのですが、今はそうではありません。
田舎でも出かける時、寝る時は鍵を掛ける人がほとんどになりました。


それだけ田舎でも犯罪が増えてきたという、残念な世の中になってしまったのです。
田舎というのは昔は、隣近所は皆顔見知りだったし、外部からの人の流れもそんなにありませんでした。 しかし、現在は観光客や釣人、土木工事関係者など外部からの人の出入りも多くなりました。
そのため、田舎でも昔ほど安心していられない状態になったのです。


現に、私の田舎でも空き巣や自販機荒らしなどの犯罪が時々起こっています。おそらく20年前なら考えられない事だったのではないでしょうか。
とはいえ、田舎は都会とは比べ物にならないほど、犯罪は少ないです。
パトカーのサイレンの音など年に数回聞くだけです。


ただ、田舎には田舎だからこその犯罪もあります。
例えば、山菜や山野草などの窃盗です。
山菜や山野草は自然に生えるものですので、勝手に取っても良いと思う人がいるようですが、山菜などが生える場所にはそれぞれ持ち主がいます。
勝手に取れば犯罪です。
また、山野草の中には保護のために取ってはいけないものも多くありますので。絶対に勝手な採取は止めましょう。


最近は山野草を育てるのがちょっとブームになっているようです。
そのためか、昨年は近くにある山野草を育てている施設から、山野草の苗が盗まれるといった事件がありました。
また、私の田舎ではワサビの栽培が盛んであちこちにワサビ田と呼ばれる、ワサビを栽培しているところがあります。
そこからワサビを失敬する人も結構いるようです。


見つかると「ワサビは自然に生えているものだと思った」などと言い訳をする人もいるようですが、自然のワサビなどめったにありません。
田舎でワサビがあったらそれは植えてあるものだと思って間違いありません。
絶対に採らないでください。