田舎暮らし

田舎暮らしを考えている方へ田舎暮らしの現実を紹介します。

田舎の住宅事情

田舎で暮らそうとするとまず住居が必要となるわけですが、こらが案外大変です。
ほとんどの田舎は年々人口が減っています。したがって空き家が沢山あります。
ところが、いざ借りようとするとなかなか貸してもらえないのが田舎の現状です。
「いずれ息子が帰ってくるから」とか「定年になったら帰って住むつもりだから」などといった理由で、人に貸さない人が多いのです。


また、田舎には不動産屋さんもありませんから、余計探すのに苦労します。
最近では、行政が空き家の情報を集めて仲介しているところもありますが、「借りたい人」よりも「貸したい人」の方がはるかに少なくうまく機能していない事が多いようです。


また、田舎は古い家が多く、設備が悪い事が多いです。
特にトイレは、都会の人からするとかなり悪い場合があります。
リフォームしている場合はいいのですが、古い家をそのまま借りる場合は注意が必要です。 田舎には下水道がありません。したがってトイレは汲み取り式がほとんどです。
合併浄化槽を設置すれば、水洗にもできますが、合併浄化槽はどこにでも設置できるわけではありませんので、ほとんどの場合汲み取り式になります。


風呂は、ほとんどが電気温水器かガス給湯器、または灯油ボイラーです。
さすがに田舎でも薪を燃やす「五右衛門風呂」は少なくなりました。でも、まだ使っている家もありますが。


もし、田舎で家を建てるとすると、都会で建てるよりも何倍もの家が建つかもしれません。
何しろ、田舎は土地が安い。むちゃくちゃ安いです。
勿論、場所によって大きな差がありますが、1平方メートル1万円以下なんていくらでもあります。
500万円以下で、100坪の土地が買える場所なんて、田舎にはいくらでもあります。
土地代が安い分、家自体にお金を掛けることができます。