田舎暮らし

田舎暮らしを考えている方へ田舎暮らしの現実を紹介します。

田舎暮らしの対処法

近所でお葬式が・・・

田舎の場合、不幸があるとその地区の人達でお葬式を出します。
もっとも、最近は葬儀屋さんに頼む部分が多くなったのですが、基本的には隣近所の人が中心となって葬儀を行います。
私の田舎の場合はこんな感じです。
不幸があると、集落内の人が集会所へ集められます。
そこで、その後の方針が決められます。
通常、集落は幾つかの班に分れているので、亡くなった人のいる班の人がお世話をすることになります。ただし、集落によっては人数が少ないところもあり、その場合は集落全体でお世話をする場合もあります。


その場で、葬儀委員長、帳場(お金の管理や香典、お供え物などの記録をする)、火葬場への付き添いなど役割分担をします。
その後は、葬儀委員長の支持により、お通夜と葬儀の準備をします。
・祭壇を借りに行く(町が用意していて、1万円程度で借りる事が出来る)
・死亡診断書、火葬許可証などの手続き
・祭壇の組み立て
・受付の準備
・香典返しや、お供え物などの準備
・集落の人、遺族の食事の準備
 以前は手伝いをする集落の人には食事を準備していましたが、最近はそれぞれ自宅に帰って食べる事が多くなりました。
・葬儀後の打上の準備
 遺骨が帰ってくると、初七日の法要を行い、その後集会所に遺族親戚と手伝いをした集落の人が集まり、打上となります。
 打上の料理も以前は集落の人が準備していましたが、現在ではほとんど仕出しを取り寄せるようになりました。


以前は、葬儀の進行も葬儀委員長が行っていましたが、現在は葬儀社が行うようになりました。
しかし、葬儀社が行うのは葬儀の進行と霊柩車の運転までで、その他については集落の人ですべて行います。
ですので近所で不幸があると、2、3日は仕事を休んで手伝う事になります。


もし、田舎暮らしを始めて、すぐに近所で不幸があったらどうしたらいいのでしょう?
まずは、近所の人や自治会長などに相談し、手伝いが必要なら積極的に参加する事をお薦めします。
最近は集落の人が全員集まる機会が少なくなっていますので、このような場に参加する事によって、より早く集落にとけ込む事が出来るからです。


おすそ分け

田舎ではおすそ分けがよくあります。
旅行に行った、親戚から果物を送ってきた、料理を沢山作ったなどというときに、よくおすそ分けがあります。
「あまりベタベタした付き合いはしたくないので困る」ということを聞く事があります。
人それぞれの考えなので何とも言えませんが、私はこう考えます。
おすそ分けをする人は、何かのみかえりを期待しているわけではありません。
ですから、お礼を言って素直に受け取るのが一番良いと思います。
お返しが必要なのではと心配する人がいますが、それはあまり気にしなくて良いです。
先に書きましたが、お返しを期待しておすそ分けをする人はいないと思います。ですから、何かの機会にあなたがおすそ分けをすればそれでいいのです。
例えば、旅行に行った、里帰りをした、田舎から名物を送ってきた、といった時に、あなたがおすそ分けをすればそれで十分だと思います。
おすそ分けがある度に、お返しをしていたのではきりがありませんし、相手も恐縮してしまいます。
ですから、気楽に考えてお礼を言ってありがたくいただく。これでいいと思います。


うわさ話

田舎に限った事ではないかもしれませんが、うわさ話が好きな人があきらかに多いと思います。
特に他から来た人はうわさ話の格好のターゲットになります。
「人の口に戸は立てられぬ」と言うように、これはどうしようもありません。
あまり気にしない事です。
しいて言えば、出来るだけ集落の集まりなどに出たり、近所の人と親しくしてできるだけ早く集落にとけ込む事です。
あなたがどんな人がわかれば、うわさ話の標的にされることも少なくなります。
どんな人かわからないから、さまざまな憶測からうわさ話となるのです。