もしあなたが、生活するのに十分なだけの年金や貯蓄、あるいは収入があるのであれば、このページを読む必要は無いかもしれません。
しかし、田舎に住んで仕事をするつもりならよく考えてください。
はっきり言います。
田舎で勤めるのは色々な意味で大変です。
まず、田舎には就職先はほとんどありません。あったとしても自分の条件に合う就職先など、あり得ないでしょう。
「どんな仕事でもやるから大丈夫」という人でも、簡単に仕事は見つからないと思います。
以前は、田舎でも土木関係の仕事ならありました。
しかし、公共事業が縮小された現在では、建設業も縮小を余儀なくされ、新規の雇用どころではありません。
それどころか、新規分野(農業が多い)への進出をはかる業者も増えています。
そうしないと、田舎では本業だけでは成り立たない状況になっているのです。
田舎ではもともと土建業が主な雇用の場であり、製造業、小売業などは極わずかです。
大きな工場などが進出している地域もありますが、そんなところはまれで、ほとんどの田舎では、土建業以外の雇用の場はほとんどないのが現状です。
もし、あなたが田舎に住んで働こうと思うのなら、まず、就職先があるかどうかを一番に考えないといけません。
「移り住んでから、仕事を探そう」などと考えるのはあまりにも危険です。
就職先が無いのなら自分で何かやろうと考える人もいるかもしれません。
例えば農業です。
自分たちが食べる程度を作るのなら何の問題もありませんが、農業で収入を得ようとするとかなりの覚悟が必要です。
私の田舎にも、農業だけで収入を得ている人がいますが、それは数人です。
農業だけで収入を得ようとするなら、ある程度大きな規模でやらないと難しいと思います。
農業だけで生活するのは、現実には大変な事なのです。